​​【オフィシャルインタビュー Vol.9 「VLACK APRIL」feat.久我新悟】発売日スペシャル!
「僕らは過去に縋った瞬間に死んだも同然になると思っている」

【オフィシャルインタビュー Vol.9 「VLACK APRIL」feat.久我新悟】発売日スペシャル!
NEW SINGLE「VLACK APRIL」が、ついに本日リリース!壮大な(?)「エイプリルフール」企画で始まったLIPHLICHの「VLACK APRIL」。リリース当日の心境から、大阪・東京公演に向けての意気込みを語った、久我新悟のオフィシャルインタビューを公開!

―ついに本日リリースされたNEW SINGLE「VLACK APRIL」。現在の心境はいかがでしょうか?

久我新悟:ようやく...やっと...ついに!とうとう!全部同じ意味ですが(笑)、とにかく聴きまくってほしいです。先日4月17日に「発明」ツアーの振替公演が終わって区切りもつきました。振替公演中も「VLACK APRIL」の曲は演奏しましたが、あくまでもアルバム「発明」のツアーなので、4月17日を区切りとして、あとは4月23日と4月29日のワンマン公演に集中するだけです!

―各媒体や「LIPHLICH ONE MAN TOUR 発明」の振替公演のMC等で、前作「発明」は「僕らの中ではもう“旬”ではない」とおっしゃっていました。
 
久我新悟:ああ...言ってました。「発明」の振替公演中なのに(笑)。LIPHLICHを聴いてくれる人にとってどの作品が好きかとかそれぞれあると思いますし、聴いてくれた時の思い出とかもあるだろうと思います。僕も中学生とか高校生の時によく聴いていた「思い出ソング」とかもありますので、それはそれで嬉しいことです。ただ、過去のものは過去のもので良いんですけど、僕らの気持ちとしては新しくリリースするものが当然「一番良い」と常に思っているので、それが発明の振替公演中だとしても「もう旬ではない」と言いました。
 
―作品をリリースする度にバンドの中での「一番」を更新していく、と。

久我新悟:はい。「今一番良いと思っているものはこれですよ」」と、そこはちゃんと言っておきたいんですよね。これは自分の性格なんですけど、いざ新曲が出るとなると以前の曲のことは結構どうでもよくなっちゃいます。だから昔の曲の音源を自分で聴くことはほとんどないタイプです...言わないだけでそういう人は意外と多いと思うんだけどな(笑)。なんというか、リリースした時点でもう「音源」としては興味がなくなるんです。後々に聴くと、その時のレコーディング環境とか、自分の歌の未熟さとか「今だったらもっとよくできるのに」って感じてしまうんですね。でも、過去曲も自信があるものはライブでずっとやりますし、今になって音源が気に入らないものはアレンジを変えてやる、その繰り返しです。僕らの中ではもう“旬”ではない...もっと言うと「VLACK APRILが出たら発明はもう聴かなくてもいい」みたいなことも言ったのですが、半分は冗談ですけど、もう半分は本音で。それで「発明好きなのにLIPHLICHからそんなこと言われたらちょっと悲しい」と感じてしまう人もいるかもしれませんが(笑)、これは単純にやっている側から出るエゴの言葉です。僕らは過去に縋った瞬間に死んだも同然になると思っているので、アーティストとして毎回新しいことに挑戦して生み出してその最新作を一番評価してもらいたい。だから言わなくてもいいかもしれないけど、あえて言い続けるのは僕にとって大事なことです。今回に限らずリリースする度にいつも言っています。

―4月1日の「エイプリルフール企画」では、CDショップや媒体も巻き込んだ上で、情報解禁までの間に様々な仕掛けがありました。いわゆる「仕込み」はいつごろから行っていたのでしょうか

久我新悟:「4月といえば?」というと色々ありますが、僕はエイプリルフールのイメージが強くて、いつか4月1日に「なにか面白いことをやりたいな」と思っていました。色々タイミングが合う時になにか出来たらいいなと。それで去年、リリースと4月23日と4月29日のワンマン会場が決まり...「ついにこの時が来た!」と思いました。「 Oh~It is time!今こそエイプリルフールにビックリさせる手の込んだことが出来る」と(笑)。この時点では1人で酒飲みながら想像を膨らませてニヤついてるみたいな状態ですけど(笑)、ここらへんがまずボンヤリとした始まりになるのかな。
 
―去年から構想があったのですね。

久我新悟:それで4月1日のエイプリルフールから始まって、4月29日のライブで「VLACK APRIL」が完結するというイメージで、次のシングルは「4月」を丸ごと使おうと思いました。また、CDのタイトルもリードトラックの「アルトラブラック」ではなく、「4月」という期間で楽しんでもらいたくて「VLACK APRIL」というタイトルにしました。多少前後してるかもしれませんが、その後の思考回路を振り返ると「タイトルにはAPRILを入れよう、曲のテーマは「暴力」だな、MVは本当のものとウソのものを2本撮ろう、撮影場所は2本分撮れる広さのあるところだ、黒と見せかけて真っ白にしよう、前振りとして3月中に予告を出そう、映像は見せずにメドレーと黒シルエットの写真を出そう、ウソかホントかよく分からない感じでもう1個仕掛けが欲しい...謎のライブとか?あ、他の曲もいい感じで仕上がってきた...ああ、どんどん楽しくなってきた!」こんな感じで(笑)、一つ思い付いて、それが広がっていって、それをうまくまとめる、というのをいつもやっています。そしてみんなで相談しつつ、あれこれ具体的になっていき、いい具合に月末に会場も空いていて、CDショップと媒体も巻き込む状態になって...ああよかった。

―これまにないほど凝った情報解禁でした。

久我新悟:振り返ると結構凝りました。まとめると、最初の伏線に「VLACK APRIL」というタイトルで黒を連想。次の伏線に3月メドレーSPOTと黒いシルエット写真で更に黒押し。3月のラジオで某所のライブ情報をフライング発表してフライングの伏線を置いておく。4月1日の0:00に全員の(Twitter)アイコンを真っ黒にして更に黒押し。10:00に黒衣装のMVフライング発表、私、阿呆の役回り。過去の失態のツケなのか、おかげなのか...なんなんですか?(笑)。併せてCDショップと媒体がフライングを発表してくれる。そして午前中に「謝罪」しつつ、22:00への予告。22:00に黒衣装のMV解禁&MVの0:41秒の部分にサブリミナルで「APRIL FOOL ver」と表記。最後に、4月2日の0:00に本当のやつ解禁。「はーい全部ウソでした!」と(笑)。振り返ると...いや、楽しかった(笑)。


―手応えは感じましたか?
 
久我新悟:してやったりだったんじゃないかなと思います(笑)。
 
―最新ヴィジュアルは、まさかの「真白」。テーマやコンセプトは?
 
久我新悟:「チーム感」が欲しかったので色は全員統一で黒か白のどちらかにしたかったんです。ただ、どちらでもカッコよくする自信はあったので最初は迷っていました。「曲のテーマが暴力だし、順当に黒でダークにキメよう、でも安直ではあるな、返り血をつける場合は白の方がいいな。LIPHLICHとしては白の方が新しい表現だし...でも白いバンドも多いしな、いやいや、そんなこと言ったら黒いバンドも多いわな...どちらにせよ全員統一するならセンスの見せ所だ」ということになり、なんとなくメンバーにもどっちがいい?とか聞きつつ。みんなは白っていうんですけど、そうすると「ええ?白!?」みたいなめんどくせぇ天邪鬼思考も働いたりして(笑)。曲が映画「時計仕掛けのオレンジ」をイメージしている部分もあるので、そこは順当に白か?逆をいって黒か?みたいに...めんどくせぇな(笑)。最終的に、上述したような仕掛けもあり、MVの仕上がりを想像したり、ライブを想定したりして「やっぱり白だな」となりました。


―「VLACK APRIL」発売日ということで、改めて各曲の聴きどころや「ここに注目!」という部分があれば教えて下さい。
 
久我新悟:曲に関しては僕はもう聴いてくれたらそれでいいので、他のメンバーの方が聴きどころが沢山あると思います!

―「VLACK APRIL」の楽曲は、既にすべてライブで披露されています。ライブにおいての各曲の手応えを教えて下さい。
 
久我新悟:アルトラブラックは、自分たちにとっても「ああ、なんかLIPHLICHらしい曲」といういわゆる名刺代わりになるイメージで作ったのでライブでもやりやすいですし、演奏中も入り込めて楽しい。「LIPHLICHってどんなバンド?」っていう時に「マズロウマンション」とか「猫目の伯爵」とか「MANIC PIXIE」とかより「アルトラブラック聴いて!」っていう気持ちです。バナナ・スキンヘッドは、サウンドでいえばちょっとハードコアなんですが、僕の中で「パンク」をイメージしています。ちなみに、パンクといえばうちの新井なので(笑)、曲入り前の煽りとかは「タッキーよろしく!好きにやっちゃって!」と丸投げしました(笑)。そうしたら面白いもので「バナナのように拳をあげろーーー!!!!」と叫び(笑)。最初に披露した時は心の中で「!?」となりました。「バナナのように拳をあげる!?つまり!?アッパーカット!?」みたいな(笑)。変態的なフレーズや構成でありつつライブで分かりやすい曲です。「時に夢想者は」も何度か演奏したのですが、やはりこの曲の良さをちゃんと出すには音源を聴いてもらってからと、ある程度の環境が必要だなと思って途中でやめました。4月23日の梅田AKASOと、4月29日の恵比寿LIQUID ROOMで披露するのが楽しみです。

―「VLACK APRIL #1」「VLACK APRIL #2」がまもなく開催されます。本公演について、各所で「コンセプチュアル」とおっしゃっていましたが、どのような公演となるのでしょうか。

久我新悟:いつもやるワンマンライブでは、2時間の中でのバランスを常に考えてやっています。起承転結だったり、激しい曲も暗い曲もバラード曲も楽しげでダンサブルな曲もジャズっぽい曲もその他色々入れて楽曲の幅、エンターテインメントの幅を出せるような2時間にしています。これは自分達のライブの理想像として1番近いものを追求しているのですが、たまに元々持っているマニアックな部分1つを追求したくなる欲求というのもあります。そういう気持ちがあって毎年アコースティックライブや船上ライブというものもコンスタントにやっています。昔、ドレスコードが仮面着用のワンマンだったり、一曲で20分ある組曲みたいなものを披露したり、忌まわしき「ジェンダーフリー」というライブでシャンソンをやったりと、コンセプチュアルなライブはやってきたのですが、これまでは例えば長くても1時間で区切って、あとは普通のライブをやる「二部制」にしてきました。その時は持ち曲数がそんなになかったのもあるし、1時間以上あると自分たちも含めてライブとして飽きるだろうという気持ちがありました。ただ「いつかは2時間で成り立つショーとしてそれをやってみたい」と感じていました。エイプリルフールの企画や暴力というテーマがあって「VLACK APRIL #1」と「VLACK APRIL #2」の公演で、シングルの新曲3曲を加えて、いつものようにバランスを取ったワンマンをやるというのはちょっと自分の中ではつまらなくて。持ち曲も90曲以上になったし、アレンジの幅やスキルも広がっているので、このタイミングで元々持っているマニアックな部分を突き詰めてたっぷりやろうと思いました。あまりネタバレにならずにうまく言うのは難しいのですが、ダウナーにアレンジした曲もあるし、定番曲でも違う魅せ方をしたりと...楽しんでもらえると思います。「よく分かんないけど凄い、惹き込まれる」というようなライブにしたい。あと今回は「グロリアバンブー」とか「GOSH!」とかはやらない(笑)。「夜間避行」とかもやらない(笑)。

―最後に、皆様へメッセージをお願いします。
 
久我新悟:お待たせしました!ようやく新作をお届けできる時になりました!「VLACK APRIL」はLIPHLICHの新しいスタンダードです!4月1日から始まった「VLACK APRIL」楽しんでください!


■2017年4月19日(水)/NEW SINGLE『VLACK APRIL』 Release!!
【タイトル】『VLACK APRIL(ブラックエイプリル)』
【発売日】 2017年4月19日(水)
【収録曲】
1.アルトラブラック
2.バナナ・スキンヘッド
3.時に夢想者は
【価格】¥1,620(tax in)
【品番】MSLP-043 

■恵比寿LIQUIDROOM/梅田AKASOにて単独公演開催!
2017年4月23日(日) 梅田AKASO
LIPHLICH ONE MAN SHOW 『VLACK APRIL #1』
チケット/前売り¥4,000 当日¥4,500
開場 16:45/開演 17:30
(問)夢番地大阪06-6341-3525
http://www.liphlich.com/schedule/59487/

2017年4月29日(土) 恵比寿LIQUIDROOM
LIPHLICH ONE MAN SHOW 『VLACK APRIL#2』
チケット/前売り¥4,000 当日¥4,500
開場 16:45/開演 17:30
(問)DISK GARAGE 050-5533-0888
http://www.liphlich.com/schedule/59488/
Posted : 2017.04.19
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  • TITLE
    LIPHLICH ONE MAN SHOW 『VLACK APRIL #2』
  • DATE
    2017.04.29[Sat]
  • VENUE
    恵比寿LIQUIDROOM
  • TIME
    開場 / 16:45 開演 / 17:30
  • TICKET
    前売¥4,000 / 当日¥4,500